宿り木の流浪

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最高ランク : 17 , 更新： 2021/06/29 4:34:14

一人企画予定だった小説企画

時は、中世にまでさかのぼる。
その国は争いの絶えないところであった。
だがある日、一人の少年が神の啓示によって生まれたのだ。
啓示によれば、世界を変える核となる生命であるらしかった。
彼等はその少年にクヴェレと名付けた。
そして少年を時計塔に閉じ込め、崇拝するようになった。
が。
代々受け継がれていたクヴェレの名前は、すべて神の啓示と称した忌み子の排除方法だった。

これは、クヴェレの名を持った青年と、スラム街育ちの時計塔に愛された少年、あり得ないような美貌を持つ少女の、美しくも脆く儚い旅の物語である。

舞台は、ドイツ・ヴェルニケローデを雰囲気としてはイメージしている。
時計塔は重厚な警備があり、閉じ込められた子どもたちをたすけることは不可能である。
ただ一人、雷電を味方に抜け出した少年がいるが、消息は不明だ。

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主人公はこんな感じ